近年の任天堂は、非常に芳しくない経営状況が続いています。
ゲームハードの進化によるソフト開発費の高騰、iPhoneやiPadといったスマート端末の普及、
基本無料で遊べるソーシャルゲームの台頭など、
コンシューマーゲーム業界を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、今後益々その流れは加速していくでしょう。
ファミコン発売以降の任天堂は、 基本的にゲームとカード(花札・トランプなど)事業しか手掛けてきていませんが、
今後は、もっと幅広い事業展開が必要になってくるのかもしれません。
もちろん、これは突然寿司屋とかを始めろと言っているわけではなく、
あくまでゲーム事業を柱として、それに付随するビジネスチャンスを模索するというものです。
そこで、任天堂のゲーム以外の事業プランを二つ考えてみました。
一つはテーマパークの運営。
もう一つは、グッズ販売の強化です。
任天堂には、スーパーマリオ・ドンキーコング・ゼルダの伝説・ポケットモンスターなど、
魅力的かつユニークなキャラクターがたくさんいます。
世界広しといえど、これだけ知名度が高く、多くの人気キャラクターを保有している会社は、
ウォルトディズニー社ぐらいのものではないでしょうか?
それ故に、任天堂のキャラクタービジネスにはかなりの可能性が秘められていると思います。
ところが、任天堂はキャラクタービジネスについて、それ程積極的な展開は行っていない印象があります。
(ポケットモンスターについては、任天堂の関連会社である株式会社ポケモンが色々頑張っていると思います)
任天堂が、折角の魅力的なキャラクター達を上手く活かしきれていないというのは、非常にもったいないと感じます。
ですから、それらを活かす事案として、テーマパークの運営やグッズ販売の強化を試みてはどうかと提案してみました。
詳しくは、以下のリンクをご覧下さい。
実は、ゲーム事業を手掛ける前(1960〜70年ぐらい)の任天堂は、タクシー会社やホテル運営、
インスタント食品の開発などを行っていたこともあるのですが、
どれも上手く行かず、倒産しかかったこともありました。
それ故に、ゲーム事業が成功してからは、他業種への展開を避けてきていたのです。
また、前社長の山内溥氏が、岩田聡氏を社長に任命した際、
「異業種には絶対手を出すな」と戒めたという逸話もあるようです。
実際、株主総会などでキャラクタービジネスやテーマパークについて質問されることは度々あるらしいですが、
それに対する回答を見る限り、完全なる否定ではないにせよ、随分と消極的な印象を受けます。
(以下リンク先16)
http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/100629qa/06.html
過去の失敗を繰り返したくないという思いは充分理解できますし、
ゲーム一本でやっていこうとするその職人気質は格好良いとも思います。
しかし、世の中の流れ的に、 任天堂もそろそろ他業種(といってもゲーム事業の延長みたいなものですし)
にも目を向けていかなければいけない時期が来たのではないでしょうか?
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