ゲームボーイアドバンスは、任天堂が2001年3月21日に9800円で発売した携帯ゲーム機。
2002年2月1日には8800円に値下げされました。
わずか1000円の値下げに何の意味があったのかはよくわかりませんが…。
ゲームボーイ(カラー)の後継機で、
ゲームボーイやゲームボーイカラーとの互換性があります。
ハード性能はスーパーファミコンを凌駕する程で、
それ故に、スーパーファミコンタイトルが多数移植されました。
しかし、ゲームボーイアドバンスにはボタンが4つしかなく、(スーパーファミコンは6つ)
操作性は別物だったと言えるでしょう。
また、画面解像度もスーパーファミコンよりわずかに小さいため、 完全移植というわけにはいかなかったのです。
このあたりの中途半端さ具合が、
ゲームボーイアドバンス市場の盛り上がりに欠けた原因の一つなのかもしれません。
(まあ、別にスーパーファミコンソフトの移植を目的としたハードではないですけど)
バッテリー持続時間は、単三アルカリ電池2本で約15時間、
専用バッテリーパックの場合は約10時間でした。
初代ゲームボーイは、単三アルカリ電池4本で約35時間の稼動でしたから、
カラーになって性能が上がっても、電池1本あたりの稼動時間はそれ程変わっていないというのは優秀です。
2003年2月14日には、マイナーチェンジしたゲームボーイアドバンスSPが発売されました。
価格は12500円。
ハードは折りたたみ式になっており、任天堂携帯機としては、ゲーム&ウオッチ以来約20年ぶりの仕様です。
この折りたたみ式は、後に発売されるニンテンドーDSや3DSにも引き継がれています。
バッテリーは乾電池ではなく、初めて充電式のバッテリーが内蔵されました。
稼働時間は約10時間、フロントライトを切った場合は約18時間でした。
ゲームボーイアドバンスは日本の累計で1696万台を売上げており、当時の携帯ハード市場の覇者となりました。
しかし、ソフト売上げはそれ程好調とは言えず、100万本以上売上げたのはわずか6タイトルです。
(ポケットモンスターのバージョン違いを合算した場合は4タイトル)
ゲームボーイは26ものミリオンタイトルがありましたので、この数字はかなり寂しく感じてしまいます。
(ただ、ゲームボーイアドバンスは稼動年数が非常に短いですので、単純に比較するのはどうかと思いますが)
当時の任天堂の元気のなさが、こういったところからも窺えます。
ちなみに、この後に後継機ニンテンドーDS(以下DS)が発売されることになりますが、
当初のDSはゲームボーイアドバンスの後継機ではなく、
別にゲームボーイアドバンス2の開発も進められていたという話です。
DSは、二画面やタッチパネルといった特異な構成であり、ある種の実験作とでも言うべき存在だったのです。
しかし、DSは任天堂の予想を遥かに上回る程の爆発的な普及を見せたため、
ゲームボーイアドバンス2の企画は凍結、DSが正式にゲームボーイアドバンスの後継機となったのでした。
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