海外のゲームニュースサイト「DIGITAL BATTLE」より、
最も開発費が高かったゲーム TOP10。
順位 | タイトル | 機種 | メーカー | 発売日 | 開発費 |
1 | Grand Theft Auto IV | Xbox360/PS3/PC | ロックスター | 2008/4/29 | 1億ドル |
2 | グランツーリスモ5 | PS3 | SCE | 2010/11/24 | 8000万ドル※ |
3 | シェンムー 一章 横須賀 | ドリームキャスト | セガ | 1999/12/29 | 7000万ドル |
4 | Too Human | Xbox360 | マイクロソフト | 2008/8/19 | 6000万ドル以上 |
5 | メタルギア ソリッド4 | PS3 | コナミ | 2008/6/12 | 6000万ドル |
6 | Halo 3 | Xbox360 | マイクロソフト | 2007/9/25 | 5500万ドル |
7 | All Points Bulletin | PC | Realtime Worlds | 2010/6/29 | 5000万ドル※ |
8 | LA Noire | Xbox360/PS3/PC | ロックスター | 2011/5/17 | 5000万ドル※ |
9 | ファイナルファンタジーXII | PS2 | スクウェアエニックス | 2006/3/16 | 4800万ドル |
10 | KillZone 2 | PS3 | SCE | 2009/2/25 | 4500万ドル |
(※印のソフトは集計時未発売につき、最終開発費ではありません)
ゲーム開発費が表に出てくることは少ないので、
この数字にどの程度信憑性があるのかは定かではありません。
現にメタルギア ソリッド4については、
開発を担当した小島プロダクションが「こんなにかかっていない」とtwitterで発言しており、
http://twitter.com/kojima_pro/status/9613341667
上記の数字をそのまま鵜呑みにすべきではないでしょう。
あくまで参考程度に受け止めて下さい。
Grand Theft Auto IVは、発売一週間で600万本を販売し、5億ドルものセールスとなっています。
1本あたりの利益を20ドルとすると、1億2000万ドルにもなります。
これだけ莫大な開発費もあっという間に回収してしまっているのは驚きです。
(累計では2000万本以上のセールス)
圧倒的な人気ソフトであれば、これだけ開発費が増えたとしてもやっていけるのです。
グランツーリスモ5は、発売前でこの開発費なのはすさまじいです。
プロローグ版の時点で開発費が回収できているという話もありますが、本当でしょうか?
シェンムー 一章 横須賀は、CMで大々的に製作費70億円をアピールしていました。
これは当時最も制作費が使用されたテレビゲームとしてギネス登録されていました。
しかし、日本国内の販売本数は60万本程度でしかありません。
海外での販売本数はわかりませんが、海外ではドリームキャスト自体が全然売れていませんから、
たいした売上げではないと思われます。
世界累計は100万本ぐらいでしょうか?
これでは、とても70億円の開発費を回収できてはいませんね。
セガはファーストメーカーですから、ロイヤリティがかかりませんので、
1本あたりの利益は3000円〜3500円程度でしょうか。
多めに見積もって3500円としても、100万本販売した利益は35億円ですから、赤字は35億円にもなります。
これは、筆者の調べた限り、ゲーム業界最大の赤字ソフトです。
そもそも、開発費が35億円以上のソフトは少ないわけですからね。
近年のゲーム開発費の高騰具合は深刻です。
なんとか開発費に歯止めをかけない限り、ゲーム会社の経営状態はますます苦しくなるでしょう。
別ページで世界歴代ゲームソフト販売本数を記述していますが、上位は全て任天堂ソフトで占められています。
しかし、開発費TOP10に任天堂タイトルは一つもありません。
低コストでありながら、多大な販売本数を記録するというところが、任天堂の強みとなっています。
ソフトメーカー各社は、任天堂のやり方を学ぶことが、
これからのゲーム業界を生きていくための最善策ではないでしょうか?
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