PCエンジンCD-ROM2(シーディーロムロム)は、NECから1988年12月4日に発売されたPCエンジンの周辺機器。
家庭用ゲーム機としては史上初のCD-ROMでソフトが提供されました。
PCエンジンのソフトに用いられたHuCARDは、最大でも2.5メガバイトの容量しかありませんでしたが、
CD-ROM2は540メガバイト(現在のCDとは容量が違ったようです)もの大容量を誇っていたのです。
この大容量は、他のハードにはない大きな魅力だったのです。
天外魔境II 卍MARUやイースT・Uなどは、アニメーションや声優の声による演出が多く盛り込まれており、
CD-ROM2の大容量があったからこそ実現できた作品であると言えるでしょう。
ただ、価格が59800円(CD-ROMユニット+インターフェースユニット)と非常に高く、
PCエンジン本体と合わせれば84600円という膨大な価格になってしまうのは問題でした。
当然、この高価格では普及が進むことはありませんでした。
その後には、PCエンジンDuo(59800円)やSUPER CD-ROM2(47800円)、
PCエンジンDuo-R(39800円)、PCエンジンDuo-RX(29800円)と、
徐々に低価格バージョンが発売されました。
※SUPER CD-ROM2は別途PCエンジン本体が必要、
Duo・Duo-R・Duo-RXはPCエンジン本体機能が内蔵されています。
普及台数としてはとてもスーパーファミコンには及ばなかったものの、
累計では192万台(バージョン違い含む)を売上げており、 周辺機器としては一定の成功を収めました。
これにより、次世代ゲーム機はCD-ROMが主体となることを印象付けたと言えるでしょう。
ゲーム関連クイズ ゲームに関するクイズコーナーを作りました。お気軽に挑戦してみて下さい。
姉妹サイトゲーム業界タブロイド サイト免責事項
Copyright (C) 2012 ゲーム業界.com All Rights Reserved.