キャラゲーとはキャラクターゲームの略で、
主に漫画やアニメなどを題材にしたゲーム作品のことを指します。
日本では、一般的にキャラゲーは面白くないという風潮があります。
ぶっちゃけ、クソゲーである確率がかなり高いとすら言えるかもしれません。
しかし、海外ではキャラゲーの人気は高く、
スターウォーズやスパイダーマン、ディズニー作品などのゲームは高い売上げを記録しています。
何故、日本はキャラゲーが上手く行かないのでしょうか?
その理由は、バンダイ(現バンダイナムコゲームス)にあるのではないでしょうか。
日本においては、多くのキャラゲーはバンダイから発売されています。
大手玩具メーカーであるバンダイは、ガンダム、ドラゴンボール、仮面ライダー、ウルトラマンなど、
多数のキャラクター版権を有しているからです。
しかし、バンダイといえばクソゲー量産メーカーと言われるほどゲーム作りが下手です。
まあ、クソゲーというのは個人の主観ですから、一概に決め付けることはできないでしょう。
ただ、あくまで筆者の主観で言うならば、ファミコン時代のバンダイのゲームは、9割ぐらいはクソゲーだったと思います。
ファミコン時代はまだまだゲームハードの性能は低く、 現在のように多様なゲームジャンルは存在しませんでした。
ですから、キャラゲーはゲーム市場の主流ジャンルでもありました。
その主流ジャンルがクソゲーであるというのは、何ともひどいものです。
一体、どれだけ多くの子供たちが、バンダイのクソゲーに涙したことか…。
それ故に、ファミコン世代のゲームユーザーにとっては、
キャラゲー=バンダイ=クソゲーの意識が根深いのではないでしょうか。
バンダイにソフト開発力がなかったために、日本のキャラゲー市場は崩壊してしまったのです。
一応補足すると、キャラゲーがダメな理由は、何もバンダイだけに問題があるというわけではありません。
バンダイの作品には外注も多かったらしく、全てをバンダイの責任にするのは正しくないでしょう。
そもそも、キャラゲーを販売しているのはバンダイだけではありません。
ですが、キャラゲーは原作ファンからある程度の売上げが見込めるため、
多くのメーカーは、低予算で作りこみが甘いまま発売してしまう傾向にあるのです。
ゲームメーカーのソフト開発への姿勢の悪さが、キャラゲーをダメにする原因なのでしょう。
ところで、ファミコンで最も売れたキャラゲーは忍者ハットリくん(150万本)です。
ドラえもんでもガンダムでもドラゴンボールでもなく、忍者ハットリくんなのです。
初代ドラゴンクエストの売上げも同じく150万本ですから、
忍者ハットリくんの売上げがいかにすごいかがおわかりいただけるでしょう。
忍者ハットリくんの開発はハドソンであり(ドラえもんもハドソンですけど)、
この結果は、やはりバンダイがクソゲーメーカーである理由と言えるかもしれません。
そして、2011年末までに家庭用ゲーム機で発売されたガンダムシリーズのゲームは、 全部で169タイトルあります。
その中で最も売れたのは、プレイステーション2の"機動戦士ガンダム 連邦vsジオン DX"の約83万本です。
ガンダムという超有名作品を題材にしたソフトが169タイトルも発売されているのに、
ミリオンタイトルが一本もないというのは、何とも情けないものです。
しかも、一番売れた連邦vsジオンDXは、カプコンの開発なのです。
やはり、バンダイにソフト開発力がないということは間違いないようです。
バンダイは、現在ナムコと合併してバンダイナムコゲームスとなっています。
ナムコと合併した理由は、ソフト開発力の強化にあります。
これでやっと面白いキャラゲーが遊べるようになるのかと期待していたのですが、
実際はナムコもかなり落ちぶれた存在になってしまっているため、
残念ながら、未だに魅力的なキャラゲーは発売されていません。
一体、何のための合併だったのでしょうか…。
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