マルチプラットフォームとは、同じ内容のゲームを同時期に複数のハードに提供することを指します。
マルチタイトル、マルチ展開などと呼ばれることもあります。
多くの場合、比較的性能の近いハード間でのマルチ展開が行われます。
(プレイステーションとセガサターン、プレイステーション3とXbox360など)
マルチ展開は、ソフト製作過程において、ハード間である程度素材を流用できるため、
別々にソフトを開発するよりも、かなり製作費や時間を抑えられるというメリットがあります。
ただし、ニンテンドーDSやWiiなどの特殊な機能を備えたハードはマルチ展開を行いにくく、
根本的なゲームデザインから再構成しなければならない(素材の流用ができない)場合もあります。
また、ハード間で性能に大きな差がある場合は、下位の性能に合わせた作りにせざるを得ないので、
上位機としての意義が薄くなります。
ソフトメーカーは当然大きい市場でソフト販売を行いたいと考えるため、
マルチ展開することによって、より多くのユーザーを相手にした販売戦略が可能となります。
特に、新型ハード発売初期ではどのハードが人気がでるか判断しかねる場合もあり、
マルチ展開はリスク軽減として非常に有効な手段と言えます。
しかし逆に、ユーザーを複数のハードに分散させてしまうことにも繋がり、
いつまで経っても新型ハードが普及しないという危険性を含んでいるとも言えます。
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