実はゲームソフトメーカーというのは、自社ソフトがどれだけ消費者に販売されたのかはわかっていません。
ソフト販売メーカーは、小売(もしくは問屋)に出荷したソフトの数は当然わかっていますが、
その出荷したソフトは完売したのか、店頭に5本の在庫があるのか、10本の在庫があるのか、
さっぱり売れずに在庫が山積みになっているのか、といった、
いわゆるエンドユーザーへの販売本数については知り得ないのです。
そのため、ゲームソフトやハードの販売数を調査する会社が存在するのです。
現在、日本で販売本数の調査をしているのは、
メディアクリエイト・エンターブレイン(ファミ通)・アスキー総合研究所(電撃)の三社です。
ソフトメーカーは、これらの調査会社から販売データの情報を得ているのです。
その集計方法ですが、日本国内全てのゲーム取扱い店を調べるというのは、現実的に不可能です。
そこで、一部の店舗(メディアクリエイトは全国のゲーム取扱い店の57%)から販売データを提供してもらい、
そこから統計的に全国の販売本数を算出しています。
集計対象に入っていない店舗の販売本数は除外されているわけではなく、
推定値として計算されているのです。
つまり、発表されている数字はあくまで"推定販売本数"であり、
100%正しい販売本数というわけではありません。
集計会社によって、発表された数字に多少の誤差があるのはそのためです。
どの会社の数字が一番正しいかは一概に決められませんが、
メディアクリエイトは調査専門の会社であり、集計対象店舗も他社より多いですから、
より信頼性が高いと言われています。
(任天堂が決算発表で用いる数字もメディアクリエイトのデータです)
そのため、このゲーム業界.comでは、断り書きのない場合は、
全てメディアクリエイト発表の販売本数を参考にしています。
ただし、メディアクリエイトが設立されたのは1994年ですので、
それ以前に発売されたソフトの販売本数はわかりません。
この場合は、メーカー発表の出荷本数を記載しています。
お店に出荷したソフトが全部売り切れるということはまずありませんので、
出荷本数は販売本数よりもある程度多くなっていると考えて下さい。
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