CEROとは、コンピュータエンタテインメントレーティング機構
(Computer Entertainment Rating Organization)の略称。
日本の家庭用ゲームソフトの表現内容を審査し、
適切な対象年齢を判断している民間の組織です。
CEROへの加盟や審査は義務化されていませんが、
現在ではほとんどのメーカーが積極的に審査を依頼しています。
審査員となるのはCEROが公募した20歳以上の一般人であり、ゲーム業界の関係者ではありません。
審査の判断材料となる表現内容とは、
わいせつな表現、殺人や強盗などの犯罪、過度な出血や身体の損壊などのホラー描写、
未成年者の飲酒や喫煙シーン、特定の人種・宗教・企業などに対する差別的表現、
反社会的な思想や言動、など多岐に渡ります。
ゲームそのものの難易度や、知識・専門用語の必要性などは考慮されていません。
対象は5段階にレーティング(区分)されており、それぞれの内訳は
CERO A:全年齢対象
CERO B:12才以上対象
CERO C:15才以上対象
CERO D:17才以上対象
CERO Z:18才以上のみ対象
となっています。
このレーティングは、あくまでもゲーム業界における自主規制の指針であり、
法的な拘束力があるわけではありません。
例えば、12歳未満の子どもが"CERO B"のソフトを購入したり、
ゲームをプレイしたとしても罰せられることはないです。
ただし"CERO Z"のみ特別で、陳列場所をCEROA~Dのソフトとは隔離しなければならない他、
18歳未満の子どもに販売した店舗には罰金刑などが科せられることもあります。
レーティングの大まかな規定はCEROのホームページで公開されていますが、
詳細な基準は不透明なため、 似た内容のソフトにも関わらずレーティングに差があったり、
特に問題のなさそうなソフトが高いレーティング扱いをされる場合などもあり、その判断基準は曖昧です。
そもそも、審査は1〜2時間程度で行われる簡素なものであり、
そのような短時間でゲームの本質的な点が審査できているのかは甚だ疑問です。
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