セガ・マーク3は、1985年10月20日にセガが発売した据え置き型ゲーム機。
価格は15000円。
前世代機であるSG-1000や、そのマイナーチェンジ版であるSG-1000Uとの互換性があるだけでなく、
ツクダオリジナルが発売していたオセロマルチビジョンというゲーム機との互換もありました。
(というか、SG-1000がオセロマルチビジョンと互換があるのですが)
前世代機SG-1000はファミコンに一蹴されてしまったため、
セガ・マーク3は打倒ファミコンを目指して開発されました。
ハード性能はファミコンを凌駕する程でありながら、価格をほぼ同額に抑えることに成功しました。
…しかし、結局はファミコンに成す術もなく敗れ去りました。
その理由の一つはソフト数の差です。
当時のセガはサードパーティー制度を確立しておらず、ソフトはほぼ全てがセガのものでした。
(唯一のサードパーティーとして、サリオ社が2本だけソフトを発売しています)
ファミコンはナムコやハドソンなどのサードパーティーが多数参加していましたので、
ソフトラインアップはセガ・マーク3とは段違いでした。
ゲームハードは、ソフトを遊ぶために仕方なく買うものですから、
ソフトが充実しているハードが選ばれるのは当然と言えます。
それより、なんといっても最大の理由はスーパーマリオブラザーズの存在です。
スーパーマリオブラザーズの発売日は1985年9月13日。
セガ・マーク3発売(1985年10月20日)の直前です。
スーパーマリオブラザーズは発売直後から人気が爆発し、最終的には累計681万本を売上げます。
これは、日本ゲーム業界で最も多いソフト販売本数です。(単一ソフトとしては)
マリオの発売によって、ファミコンは空前の大フィーバーを迎えていたのです。
そんな時期に発売されたセガ・マーク3がどうなったかは言うまでもないでしょう。
前世代機のSG-1000はファミコンと同日に発売してしまうというすさまじい不運に見舞われましたが、
その後継機であるセガ・マーク3でも、同じ様な間の悪さを経験してしまったというのは、
やはりセガは不幸の星の下に生まれている気がしてなりません。
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