Xbox360は、マイクロソフトが2005年12月10日に39795円で発売した据え置き型ゲーム機。
2007年11月1日には34800円に、2008年9月11日には29800円に値下げされました。
Xboxの後継機です。
名前の360は、360度全方向へのエンターテイメントを提供するという意味です。
Xboxとの互換を有していますが、対応しているのは一部のソフトのみであり、何とも中途半端な互換性です。
また、互換といってもエミュレータによるものであり、
専用のソフトをハードディスクにインストールする必要があります。
そのため、ハードディスクがないと互換機能を使用することはできません。
オンラインサービスであるXboxLiveは、前世代Xboxから引き継がれました。
XboxLiveには、有料のゴールドメンバーシップ(年間約5229円)と、
無料のシルバーメンバーシップの2つのサービス体系があります。
ゴールドメンバーシップになることで、ネットワークプレイが可能になったり、
一部の体験版などが先行してダウンロードできるようになります。
有料なだけあって、XboxLiveのネットワーク環境は充実しており、
任天堂やソニー(共に基本無料)よりも優れたサービスを提供しています。
有料コンテンツの購入には、マイクロソフトポイントという電子マネーが使用されています。
しかし、このポイントが実に中途半端な数字なのです。
700ポイント 1000円
1400ポイント 2000円
3500ポイント 5000円
(1ポイントあたり約1.43円)
あまりにも中途半端な数字で、Xbox360に慣れ親しんでいないユーザーは戸惑うこと請け合いです。
こういったわかりにくさが、日本でXbox360の人気がない理由の一因だと思います。
世界市場におけるXbox360は、Wiiには及ばないものの、それなりに大きな市場を形成しています。
特に、アメリカ市場では人気が高く、カジュアルユーザーからコアゲーマーまで幅広い支持を集めています。
その結果、世界累計では7000万台以上の普及を見せているのですが、
日本市場では わずか150万台しか売れていません。
プレイステーション3(約750万台)やWii(約1200万台)とは比べ物になりません。
日本ゲーム市場は世界の15%程度ですが、Xbox360についてはわずか2%と、 あまりにも寂しい数字です。
(まあ、前世代機Xboxは累計50万台でしたから、それよりは随分とマシにはなっていますが)
Xbox360は、ハード性能的にはプレイステーション3を凌駕していると言われていますし、
また、発売ソフト数も多い(ほとんどがプレイステーション3とのマルチタイトルですが)ので、
なかなかに魅力的なハードであると思います。
しかし、日本ではさっぱり人気がないというのが現状です。
日本は、海外産のゲームソフト、いわゆる洋ゲーが全然売れないという特異な市場なのですが、
それはソフトだけでなく、ハードでも同様の傾向があるようです。
この特異性は一体何なのでしょうか?
(関連リンク:FPSは何故日本で売れないのか?)
2013年には、次世代Xboxの発売が噂されています。
海外ではそれなりの市場を築くかもしれませんが、日本での普及は難しいでしょう。
日本において、Xboxの持つ負のイメージは相当に大きいと思われるからです。
何か根本的な改善(それが何かはよくわかりませんが)がされない限り、
日本でXboxシリーズが存在感を示すことはあり得ないでしょうね。
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