ゲームボーイカラーは、1998年10月21日に任天堂が発売した携帯型ゲーム機。
価格は8900円。
ゲームボーイカラーは、ゲームボーイのマイナーチェンジとも後継機とも呼べる微妙な立ち位置の存在です。
というのも、ゲームボーイカラーのソフトには、"カラー対応"と"カラー専用"の2種類があります。
カラー専用ソフトは、もちろんゲームボーイカラーでしか遊ぶことはできませんが、
カラー対応ソフトは、ゲームボーイカラーだけでなく、通常のゲームボーイでも遊ぶことができるという、
何とも特殊な構成となっているのです。
(もちろん、その際はカラーではなくモノクロ画面になってしまいますが)
ちなみに、初のゲームボーイカラー(対応)ソフトは、
エニックスが発売した"ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド"です。
その発売日は1998年9月25日と、何とゲームボーイカラー本体よりも先に発売されているのです。
後期にはカラー専用ソフトが多数発売されましたが、
発売初期はカラー専用ソフトは存在せず、全てがカラー対応ソフトでした。
また、任天堂がゲームボーイの出荷数等を発表する際は、
ゲームボーイとゲームボーイカラーを合算していることから、
任天堂自身は、ゲームボーイカラーをゲームボーイの後継機とは考えていないのかもしれません。
しかし、ゲームボーイカラーでないと遊べないソフトがいくつも(200本以上)ありますから、
やはりこれはゲームボーイの後継機と考えるべきだと思うのですがどうでしょう?
画面がモノクロ4階調だったゲームボーイに対し、
ゲームボーイカラーでは最大56色(32768色中)の表示が可能になっています。
また、ゲームボーイカラーで通常のゲームボーイソフトを遊んだ場合は、
ハード側で自動的に4〜10色のカラーを割り当てる機能が備わっており、
擬似的にカラーのゲームとして遊ぶことができます。
バッテリーは、単三電池2本で約20時間稼動可能と、
ゲームボーイは単三電池4本で約35時間でしたから、
カラーになっても、電池1本あたりの持続時間は延びています。
もちろん、ゲームボーイ発売から9年も経っている故の技術の進歩ですが。
ゲームボーイ・ゲームボーイカラーは両機種合算で、世界累計1億1869万台を売上げており、
史上初の1億台以上売れたゲーム機となったのでした。
ちなみに、その後はプレイステーション2やニンテンドーDSも1億台以上を販売しています。
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