ナッツ&ミルクは、ハドソンが1984年7月28日に発売したファミコンソフト。
ファミコン初のサードパーティー制ソフトです。
ファミコンの発売日が1983年7月15日ですから、
サードパーティーが参入したのは、発売からほぼ1年後ということになります。
ちなみに、ナッツ&ミルク発売の3日後には、同じくハドソンが2作目としてロードランナーを発売しています。
現在の家庭用ゲームソフトは、ほとんどが木曜発売となっていますが、
当時は発売曜日は特に決まっていなかったのです。
しかし、たった3日ずらしたことに何の意味があるのかはよくわかりませんが…?
また、この約一ヵ月後には、ナムコがギャラクシアンでファミコンに初参入しています。
初期のファミコンは、このハドソン・ナムコの二社が大きく貢献しているのです。
当時はファミコン以外にもカセットビジョン(エポック社)や、
SG-1000(セガ)など様々なハードが存在していましたが、
そのほとんどがソフトを自社だけで開発しており、サードパーティー制度を取り入れてはいませんでした。
ファミコンが圧倒的な勝者となった一因は、 多くの有力サードパーティーが参入したことにあるのです。
1980年代前半のハドソンは、パソコンゲーム市場の約8割を占めていた程に人気を博していました。
これは、当時のパソコンゲーム市場を制覇していたと言っても過言ではありません。
そして、アーケード市場で圧倒的な人気を誇っていたのがナムコです。
ナムコは、パックマンやギャラガ、ゼビウスなどで、ゲームセンターを大いに賑わせていました。
つまりファミコンは、パソコンとアーケードのトップメーカー二社を手に入れたことになります。
両社のソフトがファミコン市場でも成功を収めたことで、
以後、タイトー、バンダイ、カプコン、コナミなど、 多くのサードパーティーがファミコンに参入することになりました。
その結果、ファミコンの人気は更に盤石のものになったのでした。
ファミコンは、高性能(当時としては)かつ低価格(14800円)に加え、
任天堂の圧倒的なソフト開発力、そして多数の有力サードパーティーの参入と、
もはや全く付け入る隙がない状態だったのです。
ナッツ&ミルクは、ファミコンの成功を決定付けることになった第一歩だったと言えるでしょう。
しかし、今回の内容はナッツ&ミルク自体の解説を全くしていませんね。
正直、このソフトについては特に記述するようなことはないです(笑)
唯一語ることがあるとすれば、主人公は"ミルク"で、敵が"ナッツ"ということでしょうか。
敵の名前が先に表記されているというのは、なかなか面白いと思います。
…まあ、ドンキーコングやゼビウスなどは、タイトルが敵(組織)の名前そのものなんですけどね。
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