高橋名人(本名:高橋 利幸)は1980年代半ば〜後半にかけて活躍したハドソンの宣伝・営業担当。
ファミコンブーム時に子供達から絶大な人気を誇っていました。
ゲームコントローラのボタンを1秒間に16回押すという16連射はあまりにも有名。
また、「ゲームは1日1時間」という名言を残しました。
(ゲームだけに夢中にならず、色々なことを経験しようという意味)
※SHOOTING WATCH(シュウォッチ)、連打数を測定できる機器です。
高橋氏が名人と呼ばれるようになったきっかけは、
1985年のコロコロまんがまつりに営業要員として派遣されたことでした。
このイベントで、高橋名人がその卓越したゲームテクニックを披露したことで、イベントは大盛況。
ステージ終了後には、200〜300人もの子供達がサインを求めて列を作ったといいます。
(そもそもサイン会の予定などありませんでした)
当時は、"ゲームセンターあらし"や"ファミコンロッキー"といった、
ゲームの達人を主人公にした漫画が人気だったのです。
つまり、子供達にとってゲームの上手な人はヒーローなのです。
このイベントが大成功に終わった事で、同様の販促イベントは高橋氏が司会役を担当するようになり、
その結果"高橋名人"という会社の広告キャラクターが生まれたのです。
そのあまりの人気ぶりから、名人主演の映画(GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦)や
名人をモデルにしたゲーム(高橋名人の冒険島)やアニメ(Bugってハニー)が制作される程でした。
ちなみに、上記映画内で16連射でスイカを割るシーンがありますが、これはもちろん演出であり、
実際に連射でスイカを破壊することは不可能です。(あたりまえだ)
2006年11月1日より、ハドソン社内での正式な役職名が名人(部長待遇)となりました。
しかし、仕事内容が特に変わったわけではなく、引き続き宣伝部長として活躍していました。
2011年5月23日、ハドソンを5月31日付けで退社する事が急遽発表され、
翌6月1日にゲッチャ・コミュニケーションズに入社しました。
ハドソン退社の理由は、ハドソンがコナミに吸収合併されたことによって事業再編が行われ、
コンシューマーゲーム事業から撤退したことが影響しているようです。
(名人個人のブログでは、自らを「リストラ組」と称しています)
http://ameblo.jp/meijin16shot/entry-11138915562.html
しかし、ハドソンとの交渉により、"高橋名人"の名は現在も引き続き使用できることになっています。
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