任天堂のマリオといえば、おそらく知らない人はまずいないであろう、
ゲーム史上において最も有名なキャラクターです。
マリオの名が一躍有名になったのは、ファミコンのスーパーマリオブラザーズです。
スーパーマリオブラザーズは、累計681万本もの大ヒット作となり ファミコンの勝利を決定付けたのです。
以後、マリオは様々な続編や派生作品が作られ、任天堂に大きな繁栄をもたらしました。
マリオが生まれていなければ、今の任天堂は存在していないでしょう。
そもそも、マリオが存在しなければ、ファミコンの普及台数は今よりもずっと少なかったでしょうし、
ファミコンのヒットがなければ、ゲーム市場は現在よりもずっと小さいものだったでしょう。
つまり、マリオは自身の売上げ以上に、ゲーム業界に多大な影響を与えたと考えられます。
マリオは何故こんなにも人気となったのでしょう?
パッと見では、マリオはとてもカッコイイ容姿ではありませんよね。
背は高くなく、小太りで口ヒゲが生えているというのは、どう見てもダサい範疇です。
しかし、実はマリオは非常に洗練されたデザインをしているのです。
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マリオをデザインしたのは、現在世界で最も有名なゲームクリエイターである宮本茂氏です。
当時のビデオゲームは性能が低く、キャラクターの細かな表現はできませんでした。
そこで、宮本氏は考えました。
※1マリオにヒゲをつければ、口を描かなくても顔が表現できます。
※2髪の毛がなびく表現は難しいので、帽子をかぶらせました。
※3帽子に鍔がついていることや、鼻が大きいことは、
マリオがどちらを向いているかをわかりやすくするためでした。
※4マリオがオーバーオールを着ているのも、走ったりジャンプした時に腕を振る動きをわかりやすくするために
腕と体の色が違っている服が採用されたのです。
このように、一見ダサいとしか思えないマリオも、実に理に適ったデザインをしているのです。
昨今のゲームキャラクターは、美男美女だらけで、何とも面白味がないと感じます。
ゲームハードの性能が上がってリアルな描写ができるようになったことで、
逆に没個性的になってしまったのは皮肉なものです。
余談ですが、マリオは26歳前後という設定であり、 オッサンと呼ぶには失礼な年齢かもしれません。
まあ、実際ははただの中年のオッサンにしか見えませんけど。
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