初動率とは、ソフトの累計販売数における初週販売数の割合を指す言葉。
面白いソフトは長期的に売り上げを伸ばすため、初動率が低くなります。
(初動率が高いソフトは面白くないという意味ではない)
特にライトユーザー向けのソフトでその傾向が見られます。
ライトユーザーは、自ら進んでゲームの発売日を調べたりはせず、
たまたまお店に行った時に目に付いたソフトを買うということが多いからです。
特に、任天堂のソフトは幅広いユーザーへ向けたものが多く、
ゲームとしてのクオリティも非常に高いため、初動率が低いソフトが多いのです。
それに対して、ゲーマーは新作ソフトを一日でも早く遊びたいと考えるため、マニア向けソフトの初動率は高くなります。
例えば、ファイナルファンタジー12(スクウェア・エニックス)は初週で180万本を売り上げる大ヒットとなりましたが、
累計販売本数は230万本程度に留まっています。
その初動率は約80%と非常に高く、ほとんどのユーザーが発売直後に購入したということです。
それに対して、脳を鍛える大人のDSトレーニング(任天堂)は、
初週販売本数こそ約4万本とゆるやかなスタートでしたが、 ジワジワと長期的に売上げを伸ばしました。
現在の累計販売本数は380万本以上で、その初動率は約1%と驚異的な低さを記録しています。
最初はほとんど注目されていなかった脳トレですが、ゲームとしての面白さが口コミ等で広まったおかげで、
こんなに低い初動率になったわけです。
ちなみに、現在の家庭用TVゲームソフトはほとんどが木曜発売ですが、
メディアクリエイトやファミ通などの週刊ソフト売り上げ調査機関は、月曜初めで日曜締めという体制をとっており、
結果的に初週販売数は、木・金・土・日の4日間分しか集計されていないことになります。
ゲーム関連クイズ ゲームに関するクイズコーナーを作りました。お気軽に挑戦してみて下さい。
姉妹サイトゲーム業界タブロイド サイト免責事項
Copyright (C) 2012 ゲーム業界.com All Rights Reserved.