たまごっちは1996年11月23日にバンダイから発売されたキーチェーンゲーム。
名称の由来は"たまご"と"ウオッチ"から。
画面の中に登場する"たまごっち"を育成することが目的。
こまめにコミュニケーションをとっていれば機嫌が良くなりますが、
エサをやり忘れたり、糞掃除が滞ったりすると機嫌が悪くなり、場合によっては死んでしまうこともあるのです。
育成の仕方によって、たまごっちは様々な生物に成長します。
つまり、人によって全く違うたまごっちを育てることになるのです。
それ故に、自分と他者のたまごっちを見せ合うといったコミュニケーションが生まれ、
たまごっちは爆発的なヒットを記録します。
特に10代の女性からの圧倒的な支持を集め、そのブームは社会現象化したのでした。
ちなみに、第一期のたまごっちシリーズは、
全世界で4000万個(日本国内で2000万個、日本国外で2000万個)を販売しました。
何ともすごい売上げです。
しかし、数か月後にはブームが沈静化しました。
かつてない大ブームに大増産を行ったバンダイは大量の不良在庫を抱えることになり、
在庫保管費などが経営を圧迫します。
1999年3月には、メーカー在庫250万個を廃棄処分する事態となり、
同年の最終赤字は45億円にも上ったのでした。
ブームは終息し、しばらくは音沙汰がなかったたまごっちですが、
2004年3月20日に"かえってきた!たまごっちプラス"が発売されました。
初代のたまごっちを知らない小学生をメインターゲットとして、第二期たまごっちブームが始まったのです。
第1次ブームが早期に沈静化してしまった反省を踏まえ、
メディア露出を控えめにすることで、長期的な市場の構築を狙いました。
それ故に、第一期のような爆発的なブームは起こりませんでしたが、
それなりの人気を獲得することに成功したのです。
たまごっちは、家庭用ゲーム機でも発売されており、
特にゲームボーイやDSで発売されたたまごっちは、累計100万本以上を売上げるヒットを記録しています。
現在は、漫画やアニメといったメディアミックス展開も行われており、
たまごっちブランドは未だ健在と言えそうです。
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