昨今のゲームソフトは3D空間を自由に動き回れるものが多く、
移動・視点・照準など、いくつもの操作が要求されるので、
コントローラに複数のアナログスティックが搭載されているのは、もう当たり前になっています。
ですが、筆者は右アナログスティックには否定的です。
スティックが二つあることについての異論はありません。
（コントローラが複雑になると、ライトユーザーに敬遠されるという懸念はありますが）
しかし、現行のコントローラでスティックが二つある場合は、
内一つは必ず前面右側下方に配置されています。
何故どのコントローラでも全て同じ位置にあるのでしょうか？
（WiiUがやっとこの配置を覆してくれましたが）
特殊な持ち方をしない限り、この右スティックは右手の親指で操作することになるでしょう。
しかし、A・B・X・Y（○・×・△・□）ボタンも右手の親指で操作するはずです。
つまり、ボタンとスティックの両方を親指一本で操作しなければならないのです。
これはもう根本的なコントローラ構成が間違っているとしか思えません。
あらゆるコントローラがこの不自然な配置を続けているのには甚だ疑問です。
（プレイステーションコントローラは、1も2も3もほぼ同じ形状です）
ハードメーカーが、この問題点に気付いていないとは思えません。
ゲーマーは保守的ですから、今まで慣れ親しんだ操作が変わることを極端に嫌う人が多いです。
（Wiiリモコンはライトユーザーには受け入れられましたが、ゲーマー層からは敬遠されていたと思います）
そのため、スティック位置を変えるに変えられないのかもしれません。
（ということは、最初に右スティックの位置を決めたプレイステーションのせいでは…）
FPS作品では、射撃を人差し指や中指で操作できるRボタン（Rトリガー）に割り振っているゲームが多く、
A・B・X・Yボタンを極力使わないで済むような操作性になっているのは上手いやり方だと思います。
ですが、ボタンを多く使うゲームではそうもいかないですから、何らかの解決策がほしいところです。
筆者はずっと以前から、コントローラの背面にスティックを付けるべきだと考えていました。
中指or薬指でスティック操作ができれば、親指はスティックから開放されるのです。
試しに、クラシックコントローラを裏表にしてスティック操作をしてみましたが、 個人的には問題なく動かせると思いました。
Vitaも、背面タッチではなく背面スティックにすれば良かったのに。
いつかはどこかのハードメーカーが背面スティックを採用してくれないでしょうか。
それとも他に革新的な操作が行えるコントローラが登場するのでしょうか？
スティックを2本使わないでも快適な操作ができるように工夫したゲームを作ってくれるのが一番だとは思いますが。
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