ときめきメモリアルは、コナミが1994年5月27日に発売した、
PCエンジンSUPERCD-ROM2向け恋愛シミュレーションゲーム(通称ギャルゲー)。
愛称はときメモ。
プレイヤーは私立きらめき高校に通う男子生徒となり、
同高校に通う女の子達と学生生活を満喫したり、デートを重ねて仲良くなっていくことを楽しむゲームです。
最終的な目標は、卒業式の日に、校庭のはずれにある伝説の樹の下で告白されることです。
発売ハードがPCエンジンSUPERCD-ROM2というマイナーハードだったことで、
初めはそれほど爆発的な人気だったわけではありませんでした。
しかし、1995年10月13日にプレイステーションに移植されたことから人気が爆発。
その他にも、スーパーファミコン・セガサターン・ゲームボーイなど様々なハードに移植され、
全ハード合計では100万本を超えるヒット作となりました。
ときめきメモリアルのヒット後、幾多の恋愛ゲームが世に登場することになりました。
ときめきメモリアルは、恋愛シミュレーションというジャンルを確立した存在と言えるでしょう。
ギャルゲーは、一般的にグラフィックが一枚画で済むため、
ソフト開発費が比較的安く抑えられることが特徴です。
そのため、ギャルゲーに注力するのは、資金の少ない中小メーカーが多いです。
そして、その内容がマニア向けであるため、
主にメジャーハードよりもマイナーハードで発売される傾向にあります。
特に、ハード末期にはギャルゲーの発売が増えるようです。
(例:セガサターン・ドリームキャスト・PSP)
また、多くの恋愛ゲームは男性向け(主人公は男で女の子と仲良くなることを目的とする)ですが、
女性向け恋愛ゲーム(主人公が女で男と仲良くなる)(作品によっては男同士)もあり、
一口に恋愛ゲームといっても様々なパターンがあると言えるでしょう。
かつては一時代を築いたときめきメモリアルでしたが、シリーズを重ねるごとに売上げは減少しており、
最新作ときめきメモリアル4の販売本数はわずか9万本程度にまで落ち込んでいます。
ときめきメモリアルに限らず、大多数のギャルゲーは5万本前後の売上げが限界であり、
ギャルゲー市場も大きく衰退していたのでした。
ギャルゲーはどれも似たり寄ったりの作品ばかりで、
そのマンネリ具合が市場の衰退を招いたのだと思われます。
そんな中、同じくコナミから発売された恋愛シミュレーションゲームであるラブプラスは、
新規タイトルでありながらも約25万本のヒットを記録しています。
一度衰退したジャンルが、一時的とはいえ、再び勢いづいたというのは非常に稀有な現象です。
ギャルゲー市場の復活もありえるのかもしれません。
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